救済を受ける際にドロップできる1クラブレングス、または2クラブレングス以内の範囲を、新ルールでは「救済エリア」と呼びます。
今回は新ゴルフ用語である救済エリアについて、間違えやすい再ドロップの条件なども含めて解説します!!
Contents
救済エリアとは
救済エリア(relief area)とは、ペナルティエリアなどの救済やカート道や修理地などで無罰の救済を受ける際にドロップできる範囲のことをいいます。
救済の基点から1クラブまたは2クラブレングス以内でホールに近づかない範囲となります。
計測するクラブは、旧ルールではどのクラブを使っても構わないとなっていましたが、新ルールではパターを除いた最も長いクラブとなっています。
パターを除くとありますので、大抵の場合はドライバーになります。
1クラブレングスと2クラブレングスの使い分け
救済エリアを計測する際は、1クラブレングスと2クラブレングスを使い分ける必要があります。
この違いについて簡単に解説します。
1クラブレングスのとき
基本的にカート道や修理地などの無罰の救済を受けるときは、救済の基点から1クラブレングス以内の救済エリアにドロップすることになります。
例外として、ペナルティの罰打が付加される救済であっても、ペナルティエリアやアンプレアブルの処置で、基点から後方線上に下がるときは、救済の基点から半径1クラブレングス以内の救済エリアにドロップすることになります。
2クラブレングスのとき
ペナルティエリアに入ったときやアンプレアブル宣言したときなど、ペナルティの罰打が付加される救済を受けるときは、救済の基点から2クラブレングス以内の救済エリアにドロップすることになります。
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救済エリアに関する新ルール
救済エリアに関する新ルールで大きく変わったのが再ドロップの条件です。
再ドロップの条件
再ドロップになる条件はいくつかありますが、新ルールでは、ドロップした球が救済エリアから出たときの処置が大きく変わりました。
旧ルールでは、ドロップした球が救済エリアから出たとしても、着地点から2クラブレングス以上転がらなければ再ドロップにはなりませんでした。
しかし、新ルールでは、ドロップした球が救済エリアから出た時点で再ドロップになります。
間違えやすいルール変更ですので、注意しましょう!!
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まとめ
救済を受ける際にドロップできる範囲が救済エリアです。
- パターを除いた最も長いクラブで計測する
- 無罰の救済を受けるときは1クラブレングス、ペナルティの救済を受けるときは2クラブレングス
- 救済エリア内にドロップし、救済エリアから出て止まった場合は再ドロップ
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