
ボールが動いた時の対処法は原因や場所によって変わるよ。
複雑でプロでも間違えやすいルールなんだ。
ケース毎に詳しく解説するから最後までみていってね!
意外とよくある「ボールが動いた瞬間」
プレー中にボールが動くことは意外とよくあります。風で転がった、足が触れた、アドレス中にクラブが当たった…。そんなとき「ペナルティになる?」「元に戻すの?」と迷う人も多いはず。でも実は、動いた原因と場所によってルールはしっかり決まっています。今回はボールが動いた時の対処法についてまとめました。
原因が何かでルールが決まる!基本の3パターン

ボールが動いた時の対処法は原因別に3パターンしかないよ!
原因 | ペナルティ | 処置 |
風などの自然の力 | なし | 動いた先から打つ(※グリーン上は例外) |
プレーヤー(誤って触れた等) | 原則1打罰(※グリーン上は例外) | 元の位置にリプレース |
動物や他人などの外的要因 | なし | 元の位置にリプレース |
エリアで変わる対応【パッティンググリーン編】
自然の力(風・重力など)原因で動いた場合
パッティングのアドレスをして風でボールが転がった → 無罰で元の位置に戻す
プレーヤーが誤って動かした場合
パターのヘッドが当たって動いた → 無罰で元の位置に戻す
第三者が原因(動物・同伴プレーヤーなど)で動いた場合
プレーヤーが故意に動かした場合
ポイント解説
グリーン上では、どんな原因でも元の位置にリプレースとなり、プレーヤーが故意的に動かした場合のみ1打罰となります。
原因 | ペナルティ | 処置 |
風などの自然 | なし | 元の位置にリプレース |
動物などの第三者 | なし | 元の位置にリプレース |
自分のミス(故意でない) | なし | 元の位置にリプレース |
自ら故意的に動かした | 1打罰 | 元の位置にリプレース |
エリアで変わる対応【ジェネラルエリア・バンカー編】
パッティンググリーン上とジェネラルエリア(ティーグラウンド、ペナルティエリア、バンカー、パッティンググリーン以外のすべての場所)、バンカーとでは、対処法が少し変わってきますが、ポイントをしっかり押さえていれば迷うことはありません。
自然の力(風・重力など)が原因で動いた場合
傾斜地でボールが転がった → 動いた先から無罰でプレー
プレーヤーが動かした場合
素振りがボールに当たってしまった → 1打罰で元の位置に戻す
第三者が原因(動物・同伴プレーヤーなど)で動いた場合
ポイント解説
原因 | ペナルティ | 処置 |
風などの自然 | なし | 動いた先からプレー |
動物などの第三者 | なし | 元の位置にリプレース |
自分のミス(故意でない) | 1打罰 | 元の位置にリプレース |
自ら故意的に動かした | 1打罰 | 元の位置にリプレース |
エリアで変わる対応【ペナルティエリア編】
ペナルティエリアでボールが動いてしまった場合も、基本的にジェネラルエリア・バンカーと同じ処置になります。唯一異なる点は、ペナルティエリアの救済を受ける選択肢が増えることです。
転がってペナルティエリアに入った → 動いた先から無罰でプレー or 救済を受ける(1打罰)
エリアで変わる対応【ティーイングエリア編】
ティーイングエリアでボールが動いた場合は、他の場所とは大きく異なり、どんな原因であっても無罰でプレーを再開することが出来ます。しかし、そのボールがインプレーの場合であればジェネラルエリア・バンカーと同じ処置になります。
ティーショット前に動いた場合
ティーショット後に動いた場合(インプレー)
空振りした後、風でティーから落ちた → 動いた先から無罰でプレー
動いても慌てない!落ち着いて原因を判断すればOK
いかがでしたでしょうか?ボールが動いたときは原因と場所を冷静に判断しましょう!ティーイングエリアではストローク前なら無罰で再ティーアップ可能。グリーン上では自分が動かしても無罰で元に戻すのが基本です。一方、ジェネラルエリアやペナルティエリアでは、自然の力ならそのままプレー、自分が原因なら1罰打でリプレースが原則。状況を正しく判断することが、スムーズなプレーにつながります。
あ!ボールが動いた!!
こんなときどうすればいいんだろう?