ゴルフボールには、大きく分けてディスタンス系とスピン系の2種類があります。
その名の通り、ディスタンス系は飛距離性能を重視したボールで、スピン系はスピン量を重視したボールです。
では、具体的に何が違うのでしょうか?
今回は両者の違いとゴルフボールを選ぶ際の注意点について解説します!!
ゴルフボールの選び方
ボールのメーカーや種類を統一せずに様々なボールを使用していると、ボールによって性能が違うため、アイアンショットやパターの距離感が合わなくなります。
スコアアップのためには、まずは使用するボールを統一することが重要です。
では、使用するボールはどのようなものが良いのでしょうか?
ゴルファーが理想とするボールは、「ドライバーショットは飛んで曲がらず、アイアンショットやアプローチではスピンがかかり止まる」というボールですが、実際はこのようなボールは存在しません!!
このことは、メーカー側が「ディスタンス系」と「スピン系」のボールを分けて販売していることでもわかります。
ゴルフボールを選ぶ際に重要になるのが、両者の違いを理解した上で、プレーヤー自身がどちらの性能を重視するかということになります。
ディスタンス系とスピン系の違い
ゴルフボールの構造は、ボールの表面を覆う「カバー」とボール内部の「コア」のからできています。
ディスタンス系のボールは反発性能が高いため、よく飛びます。
一方、スピン系のボールは柔らかく、フェースに密着するため、よくスピンがかかります。
両者の違いは、ボールの表面を覆う「カバー」に使われている素材にあります。
ディスタンス系とは
ディスタンス系のボールの表面には、アイオノマーという素材が使われています。
アイオノマーはウレタンよりも硬く、反発性能が高いため、よく飛びます。
カバーが硬く、コアが柔らかい構造になっています。
ディスタンス系のメリットは、値段が安く、傷つきにくい、スピン量が減るため曲がりにくいことなどがあげられます。
デメリットは、アプローチやアイアンショットが止まりにくい、打感が硬いためアプローチやパターに必要な微妙なタッチが出しにくいことなどがあげられます。
値段が安く、曲がりにくいため、「よくボールをなくしてしまう」「ボールが曲がる」などという初心者の方におすすめのボールといえます。
スピン系とは
スピン系のボールの表面には、ウレタンという素材が使われています。
ウレタンはアイオノマーよりも柔らかいため、よくスピンがかかります。
ディスタンスとは逆で、カバーが柔らかく、コアが硬い構造になっています。
スピン系のメリットは、アプローチやアイアンショットが止まりやすい、打感がソフトなためアプローチやパターに必要な微妙なタッチが出しやすいことなどがあげられます。
デメリットは、値段が高く、傷つきやすい、スピン量が増えるため曲がりやすいことなどがあげられます。
飛距離だけではスコアを縮めることはできませんが、グリーンを狙うショットやアプローチでカップにピタリと寄せられれば、それだけで1ストローク変わってきます。
値段は高いですが、1打でもスコアを縮めたい上級者の方におすすめのボールといえます。
2ピースや3ピースって?
2ピースのボールはカバーとコアの2層で出来ています。
一方、3ピースや4ピースのボールは、カバーは1層のままですが、コアの部分が2層や3層になっていています。
コアの層を多くすることで、「飛んで、止まる」といった理想のボールに近づけています。
そのため2ピースよりも3ピース、3ピースよりも4ピースの方が値段が高くなります。
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まとめ
◆ディスタンス系のボール◆
- 飛距離は出るが、スピンがかかりにくい
- 価格が安く、傷つきにくい
- スピン量が減るため曲がりにくい
◆スピン系のボール◆
- 飛距離は落ちるが、スピンがかかりやすい
- 価格が高く、傷つきやすい
- スピン量が増えるため曲がりやすい
使用するボールのメーカーや種類がごちゃ混ぜになっていると、アイアンショットやパターの距離感が合わなくなります。
両者の違いを理解した上で使用するボールを選び、なるべく統一することをおすすめします!
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