100の壁や90の壁にぶつかっているゴルファーのほとんどは「ドライバーが苦手」と思っているはず!
80台でまわるためには、ティーショットの考え方を変えてドライバーの苦手意識をなくす必要があります!
苦手意識がなくなればコースマネジメントに集中できるからです!
今回はスコアメイクに重要なティーショットの考え方とコツについて解説します!
Contents
80台でまわるためには
18ホール全てボギーだとしたらスコアは90で、1つでもパーを取ることができれば89で目標達成です!
しかし、なかなか80台でまわれない方は、あるホールでOBや池につかまって、トリプルボギーやダブルパーなどの大叩き、それを取り戻そうと無理な攻めをしてまた大叩き・・というパターンが多いと思います。
80台でまわるためには、「ボギーでもOK」と最初から割り切って、大叩きになるリスクを徹底的に避けることが重要です!
そのためには、まずはティーショットの考え方を変えて、リスクを減らすコツを覚えましょう!
ティーショットの考え方とコツ
飛ばせばいいというものではない
まず理解していただきたいのが、ティーショットを飛ばせばスコアが良くなるというものじゃないこと。
ドライバーが苦手という方は、ドライバーの調子が良ければ90台、悪ければ100をたたいてしまうというように、ドライバーの調子とスコアが直結していると思います!
「ドライバーさえ良ければ・・」と思うので、練習場に行き、ドライバーで「遠くへ真っすぐ飛ばす練習」をします。
しかし、実際にコースに行き、練習場のようにフルスイングしているとOBを連発してスコアを崩す結果に・・・
では、どうすればいいのかというと、少々飛距離を落としてでも安定したショットを打つことが重要です!!
実は、上級者の方で常にフルスイングしている方はいません!常に8割程度のスイングで打っています!
なぜなら、その方がミスが少なく安定するし、リスクを冒してフルスイングしたところでスコアに結びつかないことを知っているからです!
例えば、380ヤードのパー4で、フルスイングして240ヤード飛ぶ方が、少々飛距離を落として220ヤード飛ばしたとしても残り160ヤード。
フルスイングして240ヤード飛ばしたところで残り140ヤードです!
160ヤードが140ヤードになったところで、パーオンしてパーがとれる確率が格段にアップするかといえばそうではありません!
むしろ、飛ばそうとして力むことでOBなどのリスクが高まり、結果的にスコアが悪くなることの方が多いです!!
飛距離を落として、そこそこの当たりで十分と割り切れば、力まずいいテンポで振れるのでミスショットの確率が減ります!
OBなどのスコアを崩す原因が排除できるので、80台という目標がグンと近づいてきます!!
2打目でグリーンが狙える場所ならOK
最高の結果は、距離が出てフェアウェイのいいライからグリーンを狙いやすい位置で止まるとこですが、最高のショットが打てたからといってパーがとれる訳ではありません!
80台でまわるためには、ボギーでも許されるので、2打目でグリーンが狙えれば十分です!
もちろんハザードは避けますが、フェアウェイでなくとも、グリーンが狙える場所ならどこでもOKと考えましょう!
そう考えると、ティーショットで打ってはいけない場所はそれほど多くないし、どんなに狭いホールでも40~50ヤードの幅に打てれば問題なく2打目でグリーンが狙えます!
多少左右にぶれてもいいと思えるので、ドライバーに対する苦手意識も薄れるはずです!!
自分の飛距離を理解する
ティーショットの狙い所を決めるとき、OBや池、バンカーなどの「打ってはいけない方向」を探すと思います。
ここで注意してほしいのが、ティーイングエリアから見える情報だけで、狙う方向を決めないこと!
例えば、ドライバーの最大飛距離が240ヤードの方が、打ち下ろしや、フォローなどの特別飛距離が伸びる状況でないときに、250ヤード先のバンカーを避ける必要はありません!!
自分の飛距離とコースレイアウトを把握したうえで、コースマネジメントすることが重要です!
そのためには、まずは自分の飛距離を把握する必要があります!
飛距離を測る方法は、レーザー距離計をつかって測るのが確実です!
例えば、練習場で目標物を測定しながら練習したり、ティーショットを打った後、ボールのところへ行ってから後続組のカートまでの距離を測ることで、おおよその飛距離が測定できます。
もちろん、ティーイングエリアからバンカーや池までの距離を正確に知ることができるので、コースマネジメントに役立ちます!
また、2019年から施行された新ルールでは、レーザー距離計を使用した二点間距離の計測が認められました!
これを機に、購入するのもいいかもしれませんね!
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「ティーショット=ドライバー」ではない
パー4やパー5のティーショットはドライバーと決めつけて、何も考えずにバッグからドライバーを抜く方が多いですが、それではなかなかスコアは良くなりません!
14本のクラブを最大限活用することがスコアアップの近道です!
例えば、ドライバーの最大飛距離の地点に大きなバンカーがあり、それを避けるようにドライバーで狙うのはリスクが大きいです。
そういった時は、一番手、もしくは二番手下げて、3Wや5Wでティーショットを打った方がリスクが少なく確実です!
また、飛距離以外にも、クラブごとの特性を活かすこともできます。
ドライバーは、ロフトが立っていて、ボールを捕まえるのが難しく、スライスが出やすいというのは皆さん実感されてると思います。
それに対して、5Wはドライバーよりもロフトが寝ているため、ボールを捕まえやすいです。
こうした特性を利用し、右にOBゾーンがあるホールでは、ロフトの寝ているウッドを使用することで右へのミスを防ぐことができます。
逆に左にOBゾーンがあるホールでは、ドライバーを使用することで左へのミスを防ぐことができます。
このように、クラブの特性を活かし、保険をかけながらプレーすることで、大きくスコアを崩すことが無くなります!
ティーイングエリアの向きに注意する
ティーイングエリアの2つのティーマークは、門のようにスタートラインを意識させられるため、このラインを基準にアドレスをする方が多いです。
しかし、フェアウェイはこのラインに対して直角方向に伸びているとは限りません!
仮にティーマークが右を向いていれば、アドレスに対して真っすぐ打てたのに、ボールは右のラフや林へ・・・
スイングが悪いと思い込み修正すると、スイングを壊す原因になりかねません!
ティショットでは、ティーマークの向きをよく確かめてからアドレスすることが大切です!!
ティーイングエリアも平らとは限らない
「コースに平らな場所はない」とよく言われますが、これはコース内には練習場のように平らで打ちやすい状況はあまりないということ。
実は、これはティーイングエリアにも言えます。
コース管理上、水はけをよくするためにティーイングエリアにもわずかに傾斜が付けられていることがあります。
それに気付かずにティーアップすると「つま先上がり・下がり」「左足上がり・下がり」の影響を受けた打球が出てしまいます。
これも先ほどと同様に、スイングが悪いと思い修正するとスイングを壊す原因になります!
ティーイングエリアでは、平らで打ちやすい位置を探してティーアップしましょう!
「ティーイングエリアの罠」にはまらないように注意してください!
また、ティーイングエリアの傾斜をコースマネジメントに活かすこともできます!
例えば、左に行ってはいけないホールであれば、つま先下がりなどの「捕まりにくい要素」を利用することで、左へのミスを防ぐことができます。
ティーアップの高さを工夫する
状況に応じてティーアップの高さを調整することはとても効果的です。
まずはティーアップの高さによって球筋にどのような変化が生まれるか理解しておきましょう!
ティーアップを高くすればもちろん弾道は高くなります。
そして、球が捕まりやすくなるため、フックが出やすい。または、インサイドアウトの軌道になりやすいためプッシュアウトが出やすい傾向があります。
逆にティーアップを低くすれば弾道は低くなります。
球は捕まりにくくスライス系の球が出やすい。アウトサイドインの軌道になりやすいためひっかけが出やすい傾向があります。
ティーアップの高さによる球筋の変化は人によって違うので、練習場で自分にはどの傾向があるのか把握しましょう!
例えば、ティーアップを低くすれば、ひっかけは出ずにスライス系の球筋になるという傾向があるとしたら、左にハザードがある時にその傾向を活かすことができます!
また、アゲインストのときはティーアップを低くして低い球、フォローのときはティーアップを高くして風に乗せる高い球を打つなど、風を利用したマネジメントも考えられます。
ティーアップする位置を工夫する
何も考えずに、いつもティーイングエリアの真ん中にティーアップしていてはなかなかスコアは良くなりません!
ティーイングエリアには、ある程度の幅があります。
この幅を最大限に活かすことでOBなどのリスクを軽減することができます!
例えば、スライス系の球が持ち球の人にとっては、右サイドにOBや池があるホールはリスクが高いです。
こういった状況では、ロフトの寝ているクラブで打つことや、ティーアップを高くすることも大切ですが、右サイドにティーアップして、左サイドのフェアウェイを狙うのが鉄則です!
左側に向かって対角線に打ち出すことで、仮にスライスの曲がりが予想よりも大きかったとしても、その角度に助けられて右サイドのハザードまで達するリスクが減ります。
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まとめ
ティーショットにはOBや池などの、スコアを大きく崩すリスクが付き物です。
仮に、OBや池に入れてしまうとボギーを取ることも難しくなるため、80台がどんどん厳しくなってきます。
ティーショットで最高のショットが打てたからといって、バーディーやパーが取れるわけではないので、「そこそこのショットで二打目でグリーンが狙えれば十分」と、力み過ぎないことが重要です!
二打目でグリーンが狙えれば、仮にパーオンできなかったとしても、3オン2パットでボギーです。
80台でまわるには、ボギーでも許されるので、ティーショットではそうしたリスクを徹底して避けるマネジメントを心掛けましょう!!
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